TORII-BOX 感染予防のコンテナBOX
クラスターの予防こそ、最重要
日々の習慣で大切な人を守る
移動可能なコンテナを利用した、密集施設における感染爆発を予防するクリーンルーム(前室)です。
TORII-BOXとは
建築可能なモバイル型クリーンルーム(前室)
・ユニックで運ぶことが可能なサイズ
・建築物にも対応できる重量鉄骨構造
・車いすにも対応するサイズ
コンテナのサイズを12ftにする事でユニックにて搬送が可能になります。
TORII-BOXのコンセプト
作法・プランニング
● 体に付いたウイルスの撤去
● 車椅子/介護者も入れるサイズ
● ウィルスが流出しない陰圧空調
● 静電気による付着を無くすシステム
既存のエアシャワーは、あくまで健常者が用いる事をベースに考えられているので、介護者、車椅子、荷物等のニーズに応えられていません。そういった方々も使えるエアシャワーの設計になっています。
NO_0 準備 基本の手洗いと静電気除去
次亜鉛酸水による手洗い
アース付放電装置の設置にて、静電気を除去し衣服に取りついているウィルスを取りやすい状態にする。
ウィルスを帯電させない
NO_1 除去 エアシャワー
EPEフィルター
集塵効率:0.3μm粒子にて99.99%以上
処理風量エアージェット時:約8m³/min、循環時:約6m³/min
吹出風速エアージェット時:約25m/sec
エアージェットノズル:8個
電源:AC100V 1Φ 50/60Hz
消費電力:約160W(循環時︓約50W)
設備電力:約350VA
ウィルスを持ち込まない
NO_2 拡散防止 陰圧ユニット
HEPEフィルター
集塵効率:0.3μm粒子にて99.99%以上
給気量:高速時16㎥/min 低速時10㎥/min
排気量:高速時4㎥/min 低速時3㎥/min
電源:AC100V
設備電力:300VA
重量:120kg
ウィルスを広げない
TORII-BOXの設置イメージ
参考文献
医療従事者が押さえるべき「医療用陰圧テント」の機能と目的
https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/disasterprevention/a167#1
院内感染対策<2>
-特に施設面について
https://jata.or.jp/rit/rj/nakajima2.html
感染経路別予防策
https://www.inazawahospital.jp/media/keirobetuyobou.pdf
感染経路別病原体
http://www.med.osakau.ac.jp/pub/hplab/rinkenhome/subfile/DCMI/kannsennkeiro_pdf.pdf
新型コロナウイルス対策に陰圧テントが不可欠である7つの理由
https://www.taiyokogyo.co.jp/blog/disasterprevention/a166
クリーンルームに関する研究
その 2 エアシャワーの効果
https://www.obayashi.co.jp/technology/shoho/030/1985_030_32.pdf
感染対策の基礎知識
https://pro.kao.com/jp/medicalkaigo/improvement/kansen taisaku/base/
感染症対策と建築デザイン
https://www.nikken.co.jp/ja/expertise/mep_engineering/kansenshotaisaku.html
Q&A
- なぜ感染予防の為にTORII-BOXをクリーンルームにする事が必要なのですか?
- 感染予防の為には、外部から汚染物質を建物内に取り込まない事が重要です。その為、部外者が施設内に立ち入らない事が最も効果的ではありますが、どの施設でもこういった措置が出来るわけでありません。施設経営者や店舗運営者には、出来る限り外部から持ち込まない努力が求められます。
ウィルスや汚染物質を除去装置の設置は一つの解答と言えます。一方、施設の管理上、設備の設置が出来ない、車いす通路やエントランスの広さの問題で設置が出来ない、また大きな工事を行いたくない、クリーンルームが中途半端な設備になってしまうなど、既存施設への設置ハードルが高いのも事実です。
TORII-BOXは、エントランス前室として、車いすに対応できる感染予防のクリーンルームをユニット化しました。このことで、簡易的に予防が可能になり、必要に応じて移動が出来、コンテナという堅固な構造体で作られていることで、耐久性も確保できます。
- TORII-BOXではどのように、ウィルスや、その他有害物質の除去を行うのですか?
- TORII-BOX内部には、エアシャワーを2台設置しています。
エアーシャワーとは、主にクリーンルームの出入り口に設置され、パルスジェットノズルから出る空気により、入場者や搬入物に付着した汚染物をクリーンルーム内に持ち込むことを防止する装置です。主に半導体・液晶工場、電子・精密機械部品、材料などの製造工場、病院、医薬品工場、大学の研究室、食品工場等で幅広く使用されています。
- エアシャワーの風圧で不快感を感じてえないでしょうか?
- TORII-BOXのエアシャワーのノズル先端での吹き出し風速は約25(m/sec)になります。
主なエアシャワーの風速は約20~30(m/sec)に設定されていますので、一般的な風速になります。感覚的にはノズル近接付近は、台風くらいの風速となりますので、空気の圧は感じます。実際は少し離れてエアシャワーを浴び、この圧力の力により、汚染物質を落としてゆきますので、ある程度の風圧は必須と考えます 。
- 何秒くらいエアシャワーを浴びる必要がありますか?
- エアシャワーは、一度の稼働時間が20秒に設定しています。両方向から20秒間の噴射になりますので体を叩きながら、ぐるぐる回ってもらうと最も効果的です。一方、車いすの方などの場合は、素早い行動が難しい方は2度、3度とエアシャワーを可動してもらう事をお勧めしております。
- TORII-BOX内で除去した汚染物質が外部へ広がることはありませんか?
- TORII-BOX内で除去した汚染物質は、エアシャワーに取り付けられた2台のHEPAフィルターを介してクリーンな空気に循環致します。(HEPAフィルターの性能に関しては別記)
また、TORII-BOXの外部への漏出を防ぐ(陰圧状態)ように、この内部には陰圧システムを組み込んでおります。この陰圧システムにもHEPAフィルターが設置されている為、3台のフィルターで空気をクリーンな状態にしています。
- TORII-BOXは、どんな場所に設置が可能ですか?
- 主に施設や、店舗のエントランス前など、出入りのある場所に設置をする事が最も効果的になります。エントランス横のスペースや、出入り口に一番近い駐車場などがそういった場所になります。またTORII-BOX搬入の為に、クレーン付きのトラック(ユニック)の横づけが必要になりますので、余裕を持ったスペースの確保をお願いします。不明な点は担当者までご連絡ください。
- TORII-BOXの電気の供給や、水道など設備の接続はどのようになっていますか?
- TORII-BOXに必要なインフラ設備は、電力のみになります。大電力を必要としない為、施設内の屋外コンセントに接続して利用する事が可能になります。屋外コンセントが無い場合は、別途引込の工事が必要である場合もございますので、希望の設置場所が決まっている場合は、担当者までご連絡ください。
- TORII-BOXは、なぜコンテナなのですか?
- まずコンテナモジュール(寸法系)にする事で、移動が可能となります。インフルエンザ、新型コロナ、その他感 染症、アレルギー対策など必要な時期に、大きな工事を行わず設置が可能にしてくれるのがコンテナです。またコンテナ自体は、海運で使われているコンテナとは異なり、建築の構造計算を行った堅固な構造になっているので、仮設・常設も可能で強度的にも安心できます。
- TORII-BOXは、他のクリーンルームと何が違いますか?
- TORII-BOXは、感染症予防に特化し、健常者以外(車いすなど)にも使いやすい寸法体系で設計している為、様々な施設での活用が可能になります。エアシャワーだけでなく、広げないようにするための陰圧システム、基本の手洗い、ウイルスやチリなどを固定化してしまう静電気の除去など、予防の為の作法を一体化したクリーンルームになっている事がもっとも大きな特徴と言えます。
- TORII-BOXの保証は?メンテナンスは
- 機器の保証は、・・・コンテナ本体の保証は5年となります。メンテナンスは、主にHEPAフィルターの交換になります。一般的な利用で陰圧システム、エアシャワー2~4年で交換になります。